CHIBI QUEST 3

短編。
mikazu☆

5/20 18:42

キラキラと光らせた顔を見ながら、片手で合掌する。
こいつはもうダメだ。の恒例のポーズ。
やはり慣れたものか、ショウは右手を空に突きつけて叫んだ。
幸い、屋上にいるのはケイとショウの2人だけ。
ここが教室だったら・・・・・・と考えると頭が痛くなる。
「で、何でネッシーなわけ。ネッシーは・・・ええと・・・・」
「アメリカ合衆国のネス湖に生息してて、その歴史は古く、最初に発見されたのは彼は1450年前、キリスト教の布教活動として訪れたネス湖で恐ろしい大きな怪物を目撃しました。コルンバが怪物の前で祈りを捧げるとその大きな何かは水の中に姿を消したといわれ・・・」
「・・・・・・・・・」
こうなれば、ショウはもう手遅れだ。
昼休みの時間が終わるまでこの熱は冷めないことだろう。
しかし、ケイにとっては好都合。
何故ならばショウは勝手に1人でベラベラと喋っているだけであり、放置すればチャイムが鳴るまでこちらに気付かない。
それだけ勉強に熱を注げば・・・・・。
他人の振り見て我が振り治せ。ケイはその言葉を痛感した。





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