「だんちょー!!」
男子副団長に言われた言葉を理解したと同時に、団員に呼ばれた。
全員肩を組んでおり、丁度1人分だけ隙間が空いていた。
「・・・・・・っ」
幸せを噛み締めると、赤団の副団長が背中を叩き、一歩を踏み出させてくれた。
「・・・・・・・・ありがとう・・・・・」
「お互い様、だろ」
にこりといい顔をしながら、副団長は走っていった。
「だんちょーう!!」「早くー!!」
次々と声が聞こえる。
気付くと、そこは円の中心に立っていた。
とても気持ちがよく、清清しかった。
応援団の円陣に混ざり、喉を張った。
「・・・・・・っ、じゃあいっくぞーーーー!!!」
「「「「オーーーーッ!!!」」」」
「青団ッいっけいけ!!!!ゆうしょおーーーー!!!」
「「「「いっけいっけいけいけぇええぇ〜〜〜〜!!!!」」」」
「勝つのはっ」
「「「「青団!!!」」」」
「優勝っ」
「「「「青団!!!!」」」」
「いっけいけいいけいっけえええぇぇえぇぇえ!!!!!」
「「「「オォォオオ〜〜〜〜!!!!!」」」」