お腹の底から、青団の応援を叫びまくる。
途中、校歌を叫んだり、応援歌を歌ったり。
本当に、幸せだった。
「いっけいけ青・・・・・・」
次の応援に入ろうとした瞬間、後ろから衝動が走った。
後ろを振り返ると、副団長の顔が見えた。
・・・・赤団の。
「・・・・・ははっ、そうか」
北中結団式恒例
「青団ッ、赤団ッ、アガってくぞおお〜〜〜!!!!」
赤団、青団、混合応援合戦。
「「「「「オォォオォオ〜〜〜〜!!!」」」」」
やってきたのは応援団の皆で、それを合図に次々に赤団が青団に混ざる。
その中に、無意識に心待ちにしていた人物を発見した。
「ナオヤっ!?」
「・・・・・・よお、マサ」
副団長に担がれ、ナオヤは清々しい笑顔を見せた。
「・・・・・・・いけるか?」
「たりまえ。・・・・・こんな状況だけどな」
苦笑しながら、マサに捕まる。
マサも、ナオヤの腕を掴んで担ぐ。
「っし、いくぞ」
「あぁ」