CHIBI QUEST 3

[連載小説]ヒット。(#42.)
入江

1/2 21:30


「隊長、フェアリーはシライシ等の通信機を奪取し、こちらの情報を掴んでいる可能性があります。そうでもしなければ、先の行動がまったく説明できません。よって、無線封鎖を要求します」

 突然の怒号に、カンザキのことを訝しげな表情で見つめるイワグロに、簡潔に述べた。対したイワグロは、要求の中身を理解し、素直に従った。

 カッカッカッカッという乾いた足音がしたかと思うと、頭上から、金髪の妖精が舞い降りた。____いや、それは妖精ではない。妖精の皮を被った殺戮機械(マシーン)だ。

「! イワグロっ危ない!!」

 フェアリーの強襲に、一番最初にきずいたのは、シラヌイだった。シラヌイはイワグロの事を助けようと、押し退け、フェアリーの落下攻撃を防いだ。しかし、反応速度はフェアリーが圧倒してした。右手にコンバットナイフ、左手にスチェッキンAPSを持ったフェアリーは、落下する勢いと体重を利用し、体勢を崩したシラヌイの頚椎目掛けてナイフを突き刺した。勢いがのったナイフは、頚椎を容易く貫通し、反対側の喉から顔を出した。
 




修正:42.1、です
入江

1/2 21:30

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入江

1/2 21:31

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