CHIBI QUEST 3

ヴェリタ#3
mikazu☆

12/9 18:40

***
「はぁああぁぁあ〜……。
調達後の当直はキッツイなー…」

masaは深い深いため息をついて、
隣のケロロを見た。

「俺代わんないよ」

「知ってらい」

のっそり起き上がるmasa。
当番をサボろうもんなら、
中佐の拳骨が待っている。
猿の班に属す者は皆、
そのことは理解仕切っている。

「頑張れmasa!
きっと何もないさ!多分!」

「安心させてえなら、
多分を取れよな…」

行ってくる、という声と共にドアが閉まる音がした。
ベットに寝たままのケロロは、
薄暗い天井を凝視した。
別段面白いものもないし、
趣味でもない。

ただ、疲れただけ。
紅は蒼と、長年戦争関係にある。

分断された世界の因縁を
晴らすように、
互いが互いを傷つけ合っている。
くだらない。
考えるのを放棄するように、ケロロは深く羽毛を被った。





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