「近頃にある大規模戦略作戦にて、戦線を任されることになった」
「うえっ!?」
「戦線っスか!マジでか!!」
DIOとケロロの叫びが一致する。
みゆとmasaも首を捻る。
「戦線って、前衛とは違うのですか?」
「そこ。そこなんだよね。
まあかんこう令敷かれちゃったから他言出来ねえんだけども、
機密に進めてる案件に関わるらしい。
お前らも食堂とかで聞いてねえか」
「案件…」
masaには心当たりがあった。
ケロロとDIOと食事に行った時だ。
『なんか、上の連中がヤバいこと企んでるって』
『それ何?』
『わっかんねえけど、
世界を潰す、とかどうとか…』
『それって蒼を徹底的に叩くってことか?
マジか!俺やってみてえ』
『惨殺か?物騒だな』
「……」
「つーわけで、朝礼はこれまで。
あ、あと、この後移動すっから、二○(ふたまる)までには集まっとけよ。
以上」
残された部下4人の心境は、
どことなく浮ついた。