「辰野 夏季」。
知っている人は友達ぐらいしかいない探偵だった。
いとこの啓斗が探偵をやっていて、暇だから遊び気分で探偵になり、啓斗の助手をやらされている。
正確には立派な探偵ではなかった。
「夏季お前に仕事だ!」
残りの資料をしまいながらも啓斗の笑顔に夏季は苦笑するした。
「仕事、また面倒な奴ですか?助手と言っても一応アルバイトなんですから。」
「手伝ってくれよ、俺はこの後浮気相手の尾行にでるからさっ。」
啓斗はため息を付つきソファにもたれ掛かりそしてこっちを向き苦笑いをして話す。
「子供の館って知ってる?」