仁・母
「何してるの、仁。二度と
弾くなと言ったでしょう。
五線紙は全部処分しといた
わ。もうあんなもの書かない
で、音楽から離れなさい。
いけないことなんだから。」
甘
「どうしてよ…。見てなかった
の?すごく気持ちよさそう
だったのに、すごく
かっこよかったのに、
どうしてよ。何がいけない
のよ!!」
甘
(何かばってんのオレ…!!)
のあ
「てゆかさ〜[じん]が何の
病気か分かんないのに今のは
禁句でしょ〜」
甘
(今考えても馬鹿なことを言った
と思うわ。でも頭の中に充満
した[じん]の曲のせいで
どうしても止められなかったの)
のあ
「…またこもっちゃったね…」
スティーブ
「あの曲の続き聴きたい
のにね〜…」