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闇鍋14話:そして誰もいなくなるのかpart3 |
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Hyperion |
8/27 22:13 |
仮に、浩二=霧島だとしよう。そうすれば、見えてくるものが一つ。あの浩二の首は、本当に浩二の首だろうか。気が動転して、生首だと勘違いしただけかもしれない。俺はあんなものを目に入れるのはごめんだったから、一瞬しか見ていない。あれが作りものだったという仮説は十分に成り立つ。それにあの紗奈とかいう女はこう言ったのだ。
私が殺したお友達とその彼女さんは美味しかったかしら、と。俺たちが闇鍋をした時、浩二は死んではいなかった。だからあの闇鍋に浩二が入ってるなんてことはありえない。
あの女は、浩二=霧島ということを隠すため「浩二は死んだ」ということを俺たちに印象付けたかったのか。つまり、浩二とあの女は共犯者ということになる。
だとしたら。浩二と同一人物と思われる霧島...彼はなぜ、殺されたのだろう。この矛盾はなぜ、生じるのだろう...。