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闇鍋14話:そして誰もいなくなるのかpart5 |
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Hyperion |
8/27 22:33 |
と、そこまで考えたところで、隆太はにやり、とほくそ笑んだ。全ては見事なまでに計画通りに進んだ。ここまでが、俺の描いたシナリオだ。我ながら上出来だ...!彼女に浮気をされていた浩二。やつの事はずっと前から憎たらしかった。だから彼に言ったのだ。「彼女をうまく殺さないか?」と。俺と浩二は実は太郎の陰口仲間だった。二人で太郎に近づいたのは、太郎もついでに殺すため。闇鍋をしないかと誘うとあの男、面白いくらいに食いついてくれたっけか...。それからは順調だった。まず俺は紗奈と共に闇鍋会に向かう前に浩二の彼女を「捌いた」。興奮した!女の悲鳴っていうのはなんてすばらしいんだ!皮を剥いだ時の声と言ったら、思わずスマホで録音してしまったほどだ。
楽しい解体が終わったら、俺はそれをもって会場へ向かう。実は浩二には彼女の肉を鍋に入れたことは内緒にしていた。あいつ、彼女の肉を「うまいうまい」とか言って食ってたんだ。笑いを堪えるのに必死だった...。