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参加型小説 #5 トウシ |
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しゅう |
3/11 23:43 |
「諦メガ悪イデスネ、死ニナヨ」
相変わらず目にも止まらぬ速さで殴りかかってくる。
さっきと同じように鉄パイプで守ると吹き飛ぶだろう。
とっさに上半身を前に倒し、攻撃を避ける。
((どこかに核があるはずだ…探し当てろ…!!))
妖孤の腹に鉄パイプをぶっ刺した。
だが反応は薄い。
効果はなかったようだ。
「ぶはぁっ!!」
妖孤の拳が腹に直撃する。
口から血が出てくる。
気絶しそうなくらいの激痛が走った。
「ソロソロ食べマスカ」
もう立ち上がれない……
朦朧とする意識の中、巨大な影が近づいてくることを感じる。
それから体が摘ままれ、生ぬるい所へと放り投げられた。
どうやら俺は、妖孤に喰われたようだ。