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参加型小説 #7 アヤタカ |
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しゅう |
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「ご主人様、あの赤髪の子を連れて参りました!!」
もちクラゲさんは元気に大きな部屋のドアをノックした。
ぶち破るような勢いで……いや、ぶち破りやがった。
((……王宮のデカイ扉をぶっ壊したこのメイドさん…!!))
「もー、もち。 ノックは優しめにしてよ」
ーっと、部屋の中から優しそうな声が聞こえる。
「すいませんご主人様〜!!」
もちクラゲさんのご主人ってことは…この人が皇族か…
その皇族の方は笑顔でソファーに腰かけていた。
青を軸とした高級そうな服を着てい、なにより美形だ。
「はじめまして、ウル君…だよね?僕は綾鷹です。よろしく」
「え、あ、はい!よろしくお願いいたします!!」
優しく対応してくれるのが余計に怖い…
安心しつちょっとでも無礼なことでもしたら首が飛ぶ…
「ウルさん…怯えなくて大丈夫ですよ……」
もちクラゲさんは俺の思考を察し、
後ろから小声で励ましてくれた。優しすぎ…
「死んじゃったら骨は拾って立派なお墓を拵えます!!」
「……」
そういうことじゃねえんだよ…!!