「それ何ですか?」
「ライフガードや。自販機で買った。」
「へえ、珍しいですね?僕に一本くれませんか?」
「ええで。エビちゃんは優しいからなぁ。
その代わり、ウチに代金を支払っとき。」
「自分で優しいって言うんですか....
いいですよ。いくらなんですか?」
「200円や。」
「200円?
はい、どうぞ。」
「ありがとな!ほな、エビちゃんはまた買ってくるからじゃあの。」
「あ...はい。また今度。」
今度と言うには早すぎる時間が経った後、ライフガードを買い直したはずの彼女が手に持っていたのはモンエナだった。