ヴァンは迫り来る桜を見て眼を細めた。
「護珀」
ヴァンは素早くシールドを張った。
「クッ」
ヴァンが守るのが少し遅れた。
ヴァンは肩を押さえた。
「このまま走ればっ…」
リラは剣をあげた
「クソッ、何か来る」
ヴァンは剣を構えリラの横から迫った。
ヴァンが斬る直前で風がヴァンの行く手を阻む。辺りが暗くなり、ヴァンは後ろにさがった。
辺りが明るくなった時、彼らはいなかった。

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