甘
(さー、とうとう明日よ新歓!
今日こそ先輩説得するのよ!!
そして絶対ライブに出て
もらって…)
仁
「お願いします先輩。」
甘
「!?」
仁
「軽音の新歓ライブ出てやって
ください!」
甘
(仁!?え!?なんで!?)
先輩
「誰に来られても変わんねーよ
出ねーよ。」
仁
「お願いします。あいつ1人で
聴かせられるもんないん
です!しょぼベースなん
です!…でもこれから必ず
上手くなる…!」
先輩
「知るかよどーでもいいんだよ
チビ!」
甘
「あーら。この子馬鹿にしたら
許さないわ。もういいわ。
てめーと演るくらいなら
オレ1人で演ってやるっ
つってんだよ。」
仁
「なんでここまですんの!?」
甘
「そ、そんなの仁と音出したい
からに決まってんじゃ
ないっ」
甘
(あの夜、仁の譜面を手にして
から願いはただ1つ。仁の紡ぐ
音を奏でたい。ただそれだけ
なの。)