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参加型小説 #18 サイカイ |
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しゅう |
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「あー、ウル君だ。お久しぶり」
スーパーに着いた時、ふと声をかけられた。
って、この声は…え…?
「綾鷹さん!?なんでここに!!」
「あ、ちょっと大声出さないで…!抜け出してきたから」
待って…抜け出してきたって…王族だよね!?
とりあえず綾鷹さんに手を引かれてスーパー裏へと行った。
「どうして抜け出したんですか…?」
「いや、その、話聞いて出てみたくなった…的な…」
少し恥ずかしそうに小声で喋り出す。
「メイドさんには見つかってなうのですか?」
「もちに見つかったら笑顔で冥土に連れて行かれるだろうな」
っと、そんな話をしていると血生臭い、嫌な匂いが鼻を刺す。
との発生源と思われる方を向くと、
人の姿をした”何者か”が立っていた。
「って、どうしたんだい?ウル君 怖い顔してるけど…」
「綾鷹さん、下がって」
「んー、わざわざ喰いやすい場所まで来てくれるって、
ありがてぇな〜。食料には当分困らなそうだ」
瞬きをする間もなく、それは巨大な影へと姿を変えた。