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参加型小説 #22 シヨク |
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しゅう |
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「ご主人様を見つけれてよかったです〜!」
妖孤の死骸の上でもちクラゲさんは笑いかける。
端からみたら通報ものだ。
「それにしても」と、もちクラゲさんは口を開いた。
「ご主人様はどうして黙ったまま外出を?」
「いや…その…」
「私の使命はご主人様を守ることなんですから、外出する時は呼んでくれないと!!」
「え、?…外出ていいの?」
驚く綾鷹さんに、メイドさんはすんなり頷く。
「お父様には禁止されていますが、ご主人様の要望を最優先で考えてますので!!ご主人様の願いは叶って欲しいのです!!」
「…」
綾鷹さん泣いてる…嬉しかったんだろうな…
でも外野で見てる気まずい俺の気持ちを考えてほしい…
「もち…もう1つだけ我が儘いい?」
「はい、何ですか?」
「僕さ、”ギルド”に入りたい。妖孤と対面して、
これ以上被害を拡大させたくないと思ったから。」
ギルドってたしか…前線で妖孤を駆逐する組織だったはず…
そんな危険なところに王族が行っていいわけ…
「もちろんオッケーです!!」
え?