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惡の華は2度咲く #2 |
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ココアナ |
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第一章 【ぼっちは嫌だ!】
この男、名前はFB777と言う。
魔王といってもとても怖い、ということはなくん逆にFBは優しい心を持っていた。
しかしある日平和(?)な魔界に人間が来たのだ。
人間達は魔物を狩り、たちまち魔界の半分を侵略してしまった。
FBもそれには怒り、一回人間の所へ行った。
しかし『魔王だ!殺せ!』という声と共に大量の人間がFBに攻撃を仕掛けた。
FBは魔王なのにヘタレで、その人数の多さにビビって魔王城まで逃げてきたのだ。
今は毎日どうやって魔界を取り戻すか考える日々が続いていた。
「俺の手下はほとんど倒されちゃったし…かといって一人で行ったらまた殺されかけるんだろうなぁ…」
そう、FBは今一人だった。
手下はいたがみんな殺されてしまったため、城はいつも異常に静かだった。
「…あれ?俺、ぼっちで良いのか?一応魔王なんだけどなぁ…?」
首をかしげてそう呟くFB。
「っあ!そうだ!」
そして暫くして、何かを思い付いたのかポンと手をうった。
「仲間がいないなら、呼べば良いんだ!!」