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惡の華は2度咲く #3 |
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ココアナ |
5/23 3:16 |
それはいい方法だと思わず玉座から立ち上がるFBだったが、ふと思い出した。
「あれ、俺って、友達いたっけ?」
ボソリと呟いた言葉には誰も返してくれなかった。まぁ誰もいないから当たり前なのだが。
FBは基本魔王城に引き込もっていて誰とも交流していなかった。(しいて上げるなら数名の手下のみ)
しかも知らない人と話すのがあまり得意ではない、俗にいうコミュ障だったために自分からあまり積極的に人に話したり等はしなかった。
なので友達どころか、知り合いも今のFBにはいなかった。
「ど、どうすれば?ってか、俺頼れる人が一人もいないんだけど。ヤバイ、どうしよう。このままだと俺ぼっちなんだけど…」
ウロウロと辺りを歩き回るがなかなか良い案は出てこなく、時間がすぎるばかり。
仕方がないので落ち着くためにコーヒーでも飲もう、とFBは自分の部屋へと足を進めた。