さて、爆睡していた為かめちゃくちゃ寝過ごした4人であったが、それは次の出来事によりどうでもよくなってしまった。
ゴゴゴゴゴッ……!!
黒鋼「これは……!?」
唄「地面が動いてるよ…!?」
アーツェ「くっ……!何が起こっているんだ……!?」
それは、まさに大地が震えるという表現が正しいだろうか。
一番早く状況を把握したのはルーティであった。
ルーティ「あっ!皆さん下を見てください!」
一斉に下を除き込む4人。そこにはいかにもゴーレムという感じの面構えをした巨像が居た。
そう、森だと思っていたこの場所は、ゴーレムの体の上だったのだ。
だから、どんどん斜めになっていく。このままでは振り落とされてしまうだろう。
そこで唄は機転をきかして氷の滑り台を作った。
唄「みんな、早くここから滑り降りて!」
4人は何とか助かったのである。