|
|
参加型小説 #27 カンシャ |
|
しゅう |
3/29 1:3 |
「ふーん、そんなことになってたんだ〜」
妖狐になったこと等、今までのことを全て話したが、
反応は俺が思っていたより小さかった。
「驚かないんだな。今からお前を喰うかもしれないのに」
「襲ってこないってわかってるからね」
「っ…」
「とりあえずさ」となぎは話を変えた。
「これからどうするの?ずっと影街ってとこで生きてくの?」
「それは…」
言葉が詰まる。
今ある選択肢はたったの2つ、影街か、ギルドに行くかだ。
人間の平和な世界で生きていけない。そうなると…
「なーんだ、決まってないのか〜」
「ギルドに行こうと思う。」
影街でのうのうと生きて死んでいくなんてごめんだ。
人間にさっさと戻る。
心に決めると、なぎはいつもの笑顔で答えてくれた
「なーら私もついて行くよ。ほっとけないし」
「あっそ、、でもありがとな」
「ん」
いつもなら出てこない言葉も、
今日は容易く伝えれたよ。