拍手増え杉

その頃、タケノウチ・タワラ・ビルの騒動を知り動きに出ていたニンジャがいた!そう、彼はモータルを助けようとしているのだ!しかしこれは虻蜂取らずになるかもしれないというリスクも抱えていた!

賢明な読者なら判るだろう、このニンジャこそ後のナラク・ニンジャの師であり、チャドーの使い手なのだ!彼は噂は無いが社会の裏でニンジャを殺していたニンジャを殺す殺戮者であった!名をジゴク・ニンジャ。見た目は名の通り、普段は赤いニンジャ装束でありその目はオフェンドのブッダデーモンどころではない!コワイ!

彼は記憶を失っていた。何故自分がニンジャを殺すのか、理由が判らないのだ。気が付いた時にはニンジャだった身で、ニンジャを殺すことを一つの生き甲斐としていたのだった。その姿は変装をしていて、他のニンジャから身を隠していたのだ!記憶はないが、彼のカラテ強く、スキャナーやオフェンドが所属しているゴウカイ・シンジケートでは厄介者として扱われていた。

実際平安時代のニンジャクランは多かったが、その分タツジン級のニンジャは居らず、サンシタばっかりであった。ウデマエのあるニンジャは孤立し、モータルから米や金を奪っていたのだ。しかしジゴク・ニンジャはそれを見逃してはいなかった。

その噂を聞いていたオフェンドやスキャナーは彼の出現を覚悟していた。相手はニンジャクランを潰す者、彼らが瞬殺されるかもしれないとニンジャ第六感が感じていた!

彼らへのインガオホーが実現するときか?彼らがサンズリバーを渡るのは今なのか?彼ら自信も恐怖が襲っている!しかし、恐怖を忘れモータルを殺してクランから金と米を貰おうとしている。それはまさに摩擦力の様だった。恐怖を忘れさるための単なる誤魔化しである。

そして、変装を施したジゴク・ニンジャはタケノウチ・タワラ・ビルに到着したのであった。殺戮者は歩く!ニンジャを殺すために!そして身長の5倍の高さでジャンプした。それも一回だけではない、ナラキとスキャナー、オフェンドがいる場所は地上100mの高所であった。高いのは値段だけではないのだ!

ジゴク・ニンジャはシャウトを叫び、徐々にタワーを登っていく!「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」地獄が迫る!その距離5m!二人のニンジャは気付いてないようだ!「イヤーッ!イヤーッ!」二人の耳にも聞こえてきた!勿論ナラクにもだ。この時ナラキは落ち着きながらこう思っていたのだろう。「仲間のニンジャがやってきたのだろう。もう私は死んでしまうのだ。」彼の思考は死に加速していっている!

ナラキは心臓をドクドクさせながら死を恐れ、再度サンズリバーを見ていた。

その時!強化ガラスがスイカめいて割れた!そう、ニンジャを殺す者がやってきたのだ。ジゴク・ニンジャが!

ワイや(∵)