CHIBI QUEST 3

【小説】なんでもないな#11
由衣

4/1 20:11

あれ…?鍵がない…。
これでは家に入れない。私は、その場にただただ立ち尽くしていた。
その時だった、私に近づいて、「大丈夫ですか」と男の子にかけれれた。
あれ……?この男の子ってもしかして…。
もしかすると、あの時の男の子…?
「えぇっ」嬉しいはずなのに、私は動揺してそう言ってしまった。
「えっと…嫌です? 」
違う、そうじゃない…。
私は緊張して、ただただ黙り込んだ。
「えっと…大丈夫です…。ごめんなさい…。」
でも…どうして声をかけてくれたのかな。鍵がないからどうにもできないはずだけど…。
そう思っていると、突然雨が降りだした。
「…とりあえず一緒にどこか屋内へ行きましょうか…。」
ふえぇ!?
「で…でも…」
男の子のお母さんは心配するはず…
「えっと…大丈夫です!行きましょう!」
「…分かりました……。」とは言ったものの、頭が追い付かない…。
本当にこれでよかったのかな…?
つづく





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