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混沌の世界からようこそ 7 |
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ココアナ |
8/14 16:18 |
「すぐにグルちゃんにも報告するからな!ほら、ロボロ!行ってこい!」
「はぁ!?いまトントン見たばっかりなんやけど!?もうちょい感動とか共有させて…」
しかしロボロと呼ばれた男の声はグイグイと金髪の男に背中を押され続けフェードアウトして行った。
というか、俺はまだまだ分からないことが多すぎる。
ここは何処なのか、この人らは誰なのか、そして俺の事をトントンと呼んでいるがどういう事なのか。
頭を回転させて考える。
もしかしたら俺はeoheohと2人で歩いている際に、気づかなかった敵兵にやられてここまで運ばれてしまったのかもしれない。トントンと呼ばれているのは俺を混乱させるためで、もしかしたらこの後拷問にかけられるんじゃ…
止まらない可能性に頭を悩ませていると、金髪の男とオレンジの着物の男のやり取りを見ていたスーツの男がくるりとこちらに向き直った。
そして心配そうな表情で俺の顔を覗き込む。