CHIBI QUEST 3

混沌の世界からようこそ 9
ココアナ

8/14 20:58

いやいやいや、俺は新参兵だからな?一応敬語で喋っとかないとどうなるかわかんないんだからな?

スーツの男は困った顔で薄水色の髪の男と金髪の男を見る。
薄水色の髪の男は重々しい口調で話した。

「んー、もしかしたら…あまりの過労に記憶が無くなった可能性があるな」

「「記憶が!?」」

薄水色の男の言葉に、2人の困り顔が驚愕の色に変わる。

慌てた様子で俺の顔を覗き込むスーツの男。
暗い青色の瞳が揺れる。

「なぁ、トントン…記憶が無くなっとるんか?俺たちのことは覚えとる?」

その質問に俺はなんて答えれば良いのか分からずもごもごと口を動かしていたが、あまりの相手の心配そうな顔に素直にふるふると首を振った。

ここは余計なことを言わない方がいいだろう。
するとスーツの男の顔はは絶望の色に染まる。

「え…ホンマに?わからんのか?俺やで?鬱やで?」

いや、鬱やで?って言われても…M国の上司にそんな名前の人はいなかったし、他の部隊にもこんな見た目のヤツはいなかった。

俺は困り果てて苦笑いを浮かべながら首を傾げる。





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