|
|
混沌の世界からようこそ 11 |
|
ココアナ |
8/14 21:11 |
少しの時間ベッドの上でボーっと鬱と薄水色の髪の男の会話を聞いていたが、急に開け放たれた扉の音に俺は思わずビクリと肩を跳ねさせた。
視線を向ければ手鏡を片手にゼェゼェと息を切らせている金髪の男の姿。
いや、別にそんなに急いで持ってこなくてもいいんだけどな…
「はい、これ…持ってきたで!何に使うのかはわからへんけど…」
手鏡を手渡して金髪の男は笑う。
俺は一言お礼を言って、一応だが名前を聞いた。
「あ、えと、名前は…」
「あ…俺のことも忘れてるんやな…えっと、俺はコネシマ!よろしゅうな!…はは、まさかトントンにこんなこと言う時が来るとはなぁ」
そういうと金髪の男…コネシマは、はは、と乾いた笑いを零した。