|
|
混沌の世界からようこそ 13 |
|
ココアナ |
8/21 15:50 |
「あー!思い出した、思い出した!思い出したわァ!」
「「「!?!?」」」
俺の突然の叫び声に、3人の男はびっくりしたようで目を真ん丸にした。
「ごめんごめんごめん!いやぁ、まさか記憶無くすなんて思ってなかったなぁ!ははは!」
ガバッと勢いよくベッドから起き上がる。
俺を見る3人の顔はぽかーんと口を開けたまま固まっている。
「あー…そういえば…あの、えーっと、ロボ…そうだ、ロボロ!ロボロ遅いなぁ〜、グルちゃん…?を呼びに行ってるらしいけど、まだなのかなぁ……ね、鬱くん!!」
俺は素直に入れ替わってしまったのかも、と暴露すれば良かったのだろうが、何故か見たことも無いトントンのフリをするという頭のおかしい行動をとってしまった。
必死に俺は空想上のトントンを演じる。
「……そ、そうなんや…いや、記憶が戻ったんならええんやけど…」
その言葉に俺はコクコクと高速で頷く。