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混沌の世界からようこそ 17 |
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ココアナ |
8/21 16:3 |
だらだらと冷や汗が止まらない。
不味い、下手に本人の真似なんてしなきゃ良かった。
数十分前の自分をぶん殴りたい気持ちになったが、鬱が「なんか調子良くならんみたいだし…自室で休んどきな」と声をかけてくれたので、俺は素直にその言葉に従うことにした。
♤♤♤
部屋の場所が分からないので鬱に「肩を貸してほしい」という適当な理由をつけて部屋まで送ってもらった。
「あ、ありがとうな」
「いやいや、気にせんでもええよ」
そのまま鬱が離れるのを待つ。
そして1人になったと同時に、俺はなるべく情報を探ろうと部屋の中を探検することにした。
ざっと部屋を見渡す。
俺の自室とは違いしっかりと片付けられている、この体の持ち主はしっかりとした人物なんだろう。