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混沌の世界からようこそ 22 |
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ココアナ |
8/24 21:26 |
「わかった…じゃあ早速行ってくるわ」
ぴょい、と身軽な動きで会議室の扉前までジャンプをするゾム。相変わらず身軽な奴だ。
そしてふと、なんだか嫌な気配を感じたエーミールが今まさに扉から出ようとしてるゾムを大声で飛び止める。
「一応言っておくけど、トントンは今日起きたばっかりで疲労も溜まってるだろうし…ナイフは向けちゃダメですよ?」
その言葉にゾムは「へへっ、頑張るわ」とだけ返して扉の外へと消えていった。
「…あれは絶対守らんやっちゃな」
「…やな」
その背中を見つめながら、コネシマと鬱はぽつりと呟いたのだった。
「…トントン、死なんといいけど」