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参加型小説 #29 ミジカイケドユルシテ |
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しゅう |
3/30 23:15 |
「いや〜君に伝え忘れてることがあったから居座ってた的な?
っていうかその子は誰…?人…だよね?」
あくはなぎをまじまじと見つめる。
一応友達だから…掟違反ではないはず…
「えーっと…なんか色々とあって話せば長くなるんだけど」
「あー、そういうのいいよ、直接”物に聞き出す”」
「物に聞く…って」
「もしもーし、話聞きたいんだけど〜」
聞くより前にあくが俺が着けている
腕時計に向かって話しかけた。
急にどうした…?
2次元へ逃げすぎて生き物の区別もつかなくなったのか…?
俺となぎが困惑してるなか、あくは一人で勝手に話すのを止め
再度視線をこちらへ向け直した。
「いや〜私って物と話せる能力持ってるからさ、
隠し事なんて全部お見通しなんだよ〜」
「物と…話せる?」
「うん、君がギルドへ行くことも正体をバラしたことも全部」
やばい…ギルドへ行くってバレてる…
裏切り者として殺されるのか…?
額から嫌な汗が流れ落ちた。