|
|
戦う少年達に神のご加護を!3 |
|
|
ようそろ |
10/29 18:29 |
気づけば俺は軍事基地に居た。それもサタルーナとルミナの国境付近の。俺ファルトは、その基地の一室に連れて行かれた。
そこで、「マルタ将軍」という人物に出会った。将軍は、俺達にこう言った。
「君たちにはこれから、我々の軍が行う作戦に参加してもらう。相手は言うまでもなくルミナだ。あと30分後に出発だ。その間に作戦の説明をする。｣
俺は全く理解できなかった。アランも同様にぽかんとしている。
｢ちょっと待てよ。どういうことだ？軍？作戦？ なんだ？本当に戦争しているのか？」
俺は将軍に問うが、将軍は何も答えない。
｢何で戦争なんかするんだ!?話合いか何かで何とかならなかったのか!?」
そう言うと将軍はやっと口を開き、｢ならなかったからこうなっているんだ!お前らの国や家族や友を助けるために戦え!｣
理不尽だ。理不尽の極みだ。別に俺たちは悪くない。二つの国の関係を悪くさせるような事はしていない。それなのに何故俺たちが戦わなければならない?
だが、昔の俺たちは「国や家族や友を助けるため」という言葉におされてしまい。戦場に出ることになった。
ああ、俺達は本当に何故、あんなことをしてしまったのだろうか
