どれ程時間は過ぎたのだろう。
夕立は俺の背中をさすり続けた。
提督「...っ夕立、もう大丈夫だ。ありがとう」
夕立「そう?じゃあ、そのまま夕立とお話しましょ?」
提督「ああ...何でも言ってくれ。君には俺を罵倒する権利がある。」
夕立「もう!違うぽい!」
頬を膨らませて怒る夕立、ふと笑いが零れる。
夕立「やっと笑った」
提督「すまない、こんなときに。時雨は居なくなってるっていうのに笑うなんて..」
そう言いかけた瞬間頭を捕まれ
夕立の顔が近づく、そして...
頭突きをされた。
提督「...っぐぅ!」
夕立「てーとくさん頭固すぎっぽい〜!!」
余程痛かったのだろう。頭を抱えて転がる夕立。
提督「自分からやったのに...」
お互いに目が合う、その瞬間、俺達は自然に笑えていた。
夕立「痛いね」
提督「ああ、痛い」