ものすごい音でブランは眼が覚めた。

ブラン:な、なんだ…!?

しかし体が動かない、見ると瓦礫の下敷きになっているようだ…。

シルヴァ:きゃぁぁああああ!!!

ブラン:!?姉さん!!

シルヴァの悲鳴が聞こえブランはなんとか瓦礫の下から這い出た。

見ると…見たことがない人型の竜のような魔物が、シルヴァを掴んでいる!!

ブラン:な!?なんだ…あいつ!?いやそれどころじゃない!!くそっ武器になりそうなものは…!?

ブランは咄嗟に台に使っていた木の杭を持ち上げ、突撃したが、魔物の尻尾に凪ぎ払われ、木に叩き付けられた…。

魔物は邪魔者が居なくなったのを確認し、空に作り出した穴へシルヴァを連れ去った……魔物が姿を消した途端穴も塞がった…。

ブラン:…姉…さ……。

ブランは気を失った…。