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すみません。僕、男ですけど#1 |
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フランドール |
11/30 16:37 |
はぁ、暇だな〜。
僕はため息をつきながら、日課である早朝練から帰ってくる
「おかえり〜!!ユリ〜!」
「もうミラノ、その呼び方はやめてくれよ!女子みたいじゃんか。」
「いいじゃんユリ。見た目も女子、なんだから」
「うるさい!!」
妹のミラノに向かって怒りを交えながら叫ぶ僕を見て
お父さんは
「まぁ、ミラノもユリウスもそこら辺にしなさい。」
といい、頭を撫でてくる
いつまで、子供扱いなんだろうな...
「さてさて、ユリウス。お前は明日、大都市部 ”ライルス”にいってもらうことにした。」
「いきなりだね。どうしたの?」
「そんなの決まっているではないか。
お前には冒険者...いや勇者になってもらわないといけないんだから!!」
その場を圧倒するような大声でお父さんは僕にいった。
決まってるって...そんなの聞いた覚えないんだけど!?
そんな僕のささやかな叫びは誰にも聞こえず、
数日がたっていった....