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すみません。僕、男ですけど。#2 |
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フランドール |
11/30 16:59 |
何だかんだで大都市部に来られたのはいい機会だと思う。
小さい頃憧れ、なりたかった冒険者。
僕はそれにこれからなろうとしているんだ。
大きな深呼吸をして、僕は大都市部ギルド、”八恵者”に向かった。
お父さんから貰った資金は、2ヶ月ほどリッチな暮らしができるほど。
でも僕はそれの半分を貯金した。
家に使えばいいよ。なんていってみたけどお父さんが、お前が旅立つためにためたんだ。もってけ。なんていって、僕に半ば強制的、といえるほど強引に持っていかせてくれた。
なので、大切に使わないと。
僕はぼーっとしながら八恵者のドアを開け、
カウンターの人に声をかける。
冒険者登録の仕方は昔、何度も読んだことがあるので知ってる。
「後はここに、手を置いてください。」
僕はカウンターの人に言われた通り、レベルを測るナンチャラ装置に手をかざそうとすると扉の方からガチャン、という音とは違ったまるで扉を壊すような音がする。
