いぬ「交換条件とは？」
スノー「簡単よ♪自分の死か竜の死かどっちかを選ばせてあげる。選ばなかったら両方殺す♪どっちでもいいのよ♪」
いぬ「……………」
スノー「約束は守るわ♪私は追手なの♪早く選んで」
もはやいぬには戦うと言う選択肢はなかった。竜が瀕死の今、仮に戦ったとしても負ける。逃げたとしてもマーキングですぐ追い付かれる。
いぬ「…」
スノー「黙っててもわからないわ？」
竜「……俺の………能力を……分ける……伝承する…戦え」
いぬ「お前そんなことしたら能力使えなくなるだろうが」
だがこのときいぬは思った。竜は能力を１分ほどしか使っていない。と
いぬ「ここは竜に賭ける」
スノー「その脱走者に何ができるの？」
いぬ「極回復術　身削リノ儀」
竜はだんだんと体力が回復していた。しかしいぬは対照的にどんどん弱っていた。
続く

9/15 7:42