「そう...あれは10年くらい前のこと」
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私はいつものように一人で
博霊大結界の近くの花畑であそんでいた時ーー
「な...あ...ここは..どこ..だ..?」
ボロボロの服、ぼさぼさの髪
壊れた箒を持った金髪の小さい
少女が最後の力を振り絞って
ほふく前進しながら私に近づいて私の足を強く握った。
「ここは幻想郷だよ?知らないの?
村の人かなぁ?」
私は残った力のない彼女を
せえいっぱいの力でおんぶして
神社まで運んだ。
運ぶ途中、「お前は俺を叩かないのか?」とか
「お前は俺を助けてくれるのか?」
とかまるで今までされていたことか
のようにぶつぶつと背中で呟いた
「大丈夫だよ!私はあなたの友達になりたいの!
だからはやく元気になってね!」
と私は彼女に話かけた。
神社につくと彼女を偶然いた
紫にみてもらった。すると
紫は不思議そうな顔をしていった
続く