|
|
喫茶店ペニー・レインの事件簿 四章 50 |
|
Nobu4423 |
11/21 13:16 |
シュバルツさんは自慢げだ
「昨日ダーツにいったんだがさ、六割六分の割り当てでブルズアイを射抜いたんだぜすごくないか?」
ブルズアイとは的の真ん中の事だ。
割とすごい。
だがそれにレンカさんはニヤニヤしながら返す。
「確かに始めて一ヶ月でそれは本当にすごいと思うけどさ、シュバルツ何回恋ダンス踊ったの?」
え?僕の聞き間違いか?
「すいません、今恋ダンスって言いました?」
慌てて尋ねてみると
「ああ!言ったよ!」>
何故かムスッとした口調でシアンさんが答える。なるほど、大体話が見えてきた。
そう言えば二人は兄妹だった。
「お兄ちゃんはね」
シアンさんは続ける。実の兄をまるで雑巾でも見るような目つきで横目で見ながら。
「ブルズアイを射抜く度、恋ダンスの一部をランダムで踊りだすの。
全く、ウチや“ハウス”(ここ)
ならともかく、外でやったらただのヘンタイだよ。ねぇ、朝比奈白龍さん?」そ、それはまた妙なルーティン(?)をお持ちで…