CHIBI QUEST 3

クリスマス #後編
.:*詩人*:.

12/25 0:51

男は住所の書かれた黒いメモを手にし、そこへ向かった。
目的地へつくと、男はまた壁をすり抜け、家へ入った。
男の顔は笑っていない。だが、悲しいのでも怒っているのでもない。
自分の気持ちを殺していた。
寝室であろう部屋の扉を開け、男は寝ている女を見下ろした。
男は袋から大きめの包丁を取り出した。
そして、無心で、躊躇いもせずに、女の眉間に突き刺した。
女から大量の血が吹き出した。
そして叫ぶ間もなく、女は死んだ。
男はさも慣れたかのように血塗れになった女を丁寧に袋に入れた。
そして部屋に飛び散った血を跡形もなく消し、次の家へと向かった。
男の服は血で赤く染まっていた。白い袋を除いては。
全ての家で同じことを繰り返した後、男はまた塀の奥の部屋へ入った。
「おぉおぉ今年は早いねぇ。お前さんも随分上達してきたんじゃないのか?」
老婆が問いかけたが、男は答えない。かわりに袋を老婆へ渡した。
「うむ、これだけあれば十分だろう。ご苦労じゃった。」
続けて老婆が言った。
「あぁ…。」
男はそう返し、部屋を出た。
服についていた血は、綺麗さっぱり消えていた。




文字数の関係により二人の『メリークリスマス』を入れれなかった…(・・;)
.:*詩人*:.

12/25 0:52

って誰も読まないか(汗)
.:*詩人*:.

12/25 0:54

(  ・□・)・・・・!!
mikazu☆

12/25 12:57

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