無駄に大きな声を出し、館中に声が響き渡る。
?「えぇ、窓もないの、だから今探しているの、まぁ、一通り見ても無かったんだけどね…」
彼女は一息ついてから私を見て言った。
?「でもね、一つ分かることがあるの、それはね、この館、外側から人がくると開くの、だから、まだくるかもしれないって、皆で話して、それを確めるため私が来たらあなたがいたの。」
「皆…?」
「えぇ、大ホールに居るの、貴方も行ってみたら?そこを左にいくと大きな扉あるから。」
「貴方は行かないの?」
「私はまだここに居る、出るわけじゃないの、ようがあったら、来てね。」
彼女は扉を見つめ私に答えた。
?「次は、レイって私を呼んでね。」
レイさんは、それから一言も話さなかった。
私は、大ホールに向かった。