CHIBI QUEST 3

自分が昔に書いた小説
金平糖

8/16 0:19

これはあくまでフィクションです。実在の団体、事件に一切関係はございません。そのところをご了承ください。




ある日、俺は一人で鉱山に来ていた。 来ている鉱山の名前は乙女鉱山。 山梨県に存在し、水晶を大量に出した鉱山だ。 地震が起きたある日から乙女鉱山で水晶が見つからなくなり、そのまま閉鎖されてしまった、という歴史がある鉱山だ。
金平糖

8/16 0:19

そんな鉱山に来たのには理由がある。 最近この鉱山で水晶が取れたと言われているからだ。 それはある掲示板に書いてあったことだ。 「なんかある鉱山に行ったら水晶見つけた。」
金平糖

8/16 0:22

A「本当に?水晶を写真取って貼れよ」 B「いいよ、これ」 と言って一枚の写真が貼られた。 確かに水晶が映っていて、その水晶は内側から光を放っているかのように淡く光っておりとても怪しい雰囲気を出していた。その水晶を他の奴がネットにあった写真じゃないか?と確かめたが貼られた写真はネットに存在していなかった。
金平糖

8/16 0:26

A「えっ?ガチかよ…何処で見つけたんだ?」 B「山梨県にある乙女鉱山。お前らも行ったら見つけられるかもな。」 そういったレスがされた後、質問が何回かされ、このスレは終わっていた。
金平糖

8/16 0:27

このスレを見た後、俺は山梨県に行くことを決意した。 俺は元々鉱石などは好きだったので興味があるのとスレが本当か調べるためだ。 山梨県についた頃は昼過ぎで新幹線では何も食べていなかったため、そこら辺にある飲食店などで腹ごしらえをしたあと、乙女鉱山に向かった 。
金平糖

8/16 0:30

乙女鉱山に行くと坑道の入口に 【この先崩落の危険があるため立ち入り禁止】 と書かれた立て札があったが、落書きされているため守られていないのだろうと思った。
金平糖

8/16 0:36

立て札に書かれていたことを無視して中に進むととても真っ暗で周りが見えなかったが、そんな中淡い光を発している物体を見つけた。 あのスレに載っていた水晶だった。 写真と同じく中から淡く光を発し、人々を夢中にさせる魅了を持つこの水晶から、まるで超次元的な力て操られているかのように目が離せなかった。
金平糖

8/16 15:43

俺はスレが本当だったという証拠として この水晶を持ち帰ることにした。 しかし坑道中は暗く見えずらいため、 次の日に懐中電灯を持ってこようと思った。 水晶を持ち帰ろうと思って、水晶を拾った後、 気付けば俺は坑道の入口付近にいた。
金平糖

8/16 15:44

突然の事に俺はとても動揺した。 水晶を拾ってからの記憶がない。 坑道の入口に行くまでの間何をしていたのかも分からない。 突然こんなことが起きたからか俺はとても気味が悪いと思い、予定より早くホテルに帰った。
金平糖

8/16 15:48

今日は山梨県に来るために早起きしてホテルの予約もしたので疲れが溜まっていたのか、自分の部屋でベットに横になるなりすぐに寝てしまった。 そしてその夜とても不思議な夢を見た。
金平糖

8/17 15:24

ある坑道の入口から何か小さい音がする。 見覚えがある。昼に行った乙女鉱山だろう。 小さい音を自分はよく聞き取れなかったが、その小さい音は自分を呼んでいる気がした。 暗闇の中からゆっくり、そうゆっくりと自分を呑み込むために近寄らせようとしているようだった。
金平糖

8/17 15:32

「…うわぁッ!」 そう声を出しながら俺はベットから飛び起きた その夢はとても短い夢だと思ったが、起きた頃には既に午前7時を回っていた。 ベットは汗でビッショリになっており、汗で人型ができていた。
金平糖

8/17 15:33

昨日起きたことのせいかとても不思議な夢を見てしまった。 起きた後は急いで服を着替え、 朝食をとり、昨日行った乙女鉱山に再び向かった。
金平糖

8/17 15:40

今日は雲が一つもなく、とても良く晴れていた そして、昨日行った時に坑道の中が暗いのは分かったため、乙女鉱山に向かう前に懐中電灯を買いにいった。 懐中電灯を買いに行くとき、自分はある方向を見ていた。乙女鉱山のある方向である。
金平糖

8/17 15:41

何かに引っ張られるようにして俺は乙女鉱山の方角を眺めていた。なんでかは知らない。理由もない。それもそうだろう。俺は何かに魅力されるようにして、乙女鉱山から目が話せないのだから。
金平糖

8/17 15:42

懐中電灯を買った後、俺は急ぐような足取りで乙女鉱山に向かった。買った懐中電灯をつけてを右手に持ち、坑道の中を進んで行った。 坑道の中は昨日と同じでとても暗く、見えずらいが懐中電灯があるお陰で助かった。
金平糖

8/17 15:50

乙女鉱山に着いてから気付いたことがある。 昨日と比べて坑道にある水晶の量が増えているのだ。昨日は水晶が稀に見るくらいだったのに対し、今日は坑道の至るところに水晶が存在しているのは明らかにおかしいと思った。
金平糖

8/17 16:8

不思議に思う部分が増えていきながらも、 自分は坑道の中に歩を進める。 引き付けられるように坑道の奥に突き進んでいく。 進むごとに冷気が増し、とても寒いのに汗が止まらない。
金平糖

8/17 16:9

このまま進んで行くとどうなるのか。 恐怖より好奇心の方が勝ってしまう。 気になってしまってはやるしかないだろう。 しかし、坑道の奥に行くごとに増していく 水晶の異常過ぎる量を見て、恐怖している自分もいた。
金平糖

8/17 16:10

進むごとに水晶の量が増えていく。 そのお陰でどのくらい奥に進んでいるか分かりやすかった。 とうとう坑道の全体が水晶になってきた時、 いきなり目の前が真っ白になった。
金平糖

8/17 16:32

いきなり目の前が真っ白になった理由は すぐに理解できた。 それはこの不気味な状況には似つかわしくない、非常に強い光を放っている蛍光灯だった。 とても大きな空洞のような場所で真ん中を照らすように蛍光灯が設置されていた。 しかし、それよりも驚愕したのは真ん中に鎮座する謎の生物である。
金平糖

8/17 16:33

その生物は様々な色の水晶で構成されており、 常に体内から淡い光を放っている。 しかもその生物から出ている霧状の触手のような物が触れた場所が水晶化していることに気が付いた。
金平糖

8/17 16:41

異常過ぎる生物を見て、俺はどうにかしないといけないと思った。 この生物をなんとかしなければ この後もこの鉱山に誘う恐ろしい水晶に魅了されてしまう人が現れてしまうだろう。
金平糖

8/17 16:42

この生物を動かさなくする方法はないのか? 俺はそう考えた。そして俺は1つ思ったことがある。あの生物を照らす蛍光灯に意味があるのではないか?だから俺は試しに蛍光灯を割ることにした。
金平糖

8/17 16:51

6つある内の1つを破壊しても、 謎の生物は何もしてこなかったが俺は全ての蛍光灯を破壊することにした。
金平糖

8/17 16:52

2つ目、3つ目、4つ目とこのまま全ての蛍光灯を破壊出来るかと思ったが最後の1つを壊すとき真ん中にいた生物がこちらに向かって触手を伸ばした。その触手は明らかに×意を持っており、 触れられたらどうなるか分からない。 だからこそ、俺はこの触手を避けようと思った。
金平糖

8/17 17:51

俺は慌てて霧状の触手を避けた。 すると、なんとその触手が触れた場所が結晶の様になったのだ。 触手は最後の蛍光灯を壊させまいと蛍光灯の周りを囲っていた。
金平糖

8/17 17:51

蛍光灯を守るということは自分を照らしている蛍光灯がそれだけ大切ということなのだろう。だからこそ守っているのだ。
金平糖

8/17 17:52

こんな状況でも俺はちゃんと考えていた 蛍光灯を壊す以外でこの生物を弱める方法を。 考えている内に俺はあることを思った。 この生物は自分に光が当たっていないと動けないのではないのか?と思った。
金平糖

8/17 17:56

だから昔に地震が起きたとき、 乙女鉱山の中に太陽の光が入らなくなり、 動けなくなってこの生物による水晶が出なくなったのだろう。
金平糖

8/17 17:59

しかし、都合よくこんな時に地震が起こるわけがない。 だから俺はどうしようか困っていた。 蛍光灯はあの生物が守っている。 何か他に方法はないのか?
金平糖

8/17 18:0

すると突然生物が俺を中々仕留められないことに腹が立ったのか、触手を振り回し始めた。 触手が当たったと思われる場所が結晶化し、 もはやどこを狙っているのか分からない。
金平糖

8/17 18:0

そんな生物が暴れているのが原因なのか 坑道が衝撃に耐えられなくなり、色んな所から 石が落ち始めた。 もし、あの生物が耐えれても、俺は確実に耐えられないだろう。だから俺は一度鉱山から出ることにした。
金平糖

8/17 18:4

俺はあの生物に背を向け、鉱山の入り口に走り出した。 あの生物はもちろん逃がさないとばかりにこちらに触手を伸ばしてくる。 上から岩が転がってるのもあり、触手を避けるのはとても難しい。
金平糖

8/17 18:5

俺は触手を完全には避けきれず、触手が足や腕に触れてしまった。すると足や腕が動きづらくなった。 そんな状態でも俺は必タヒに鉱山の入り口に向かう。俺にはやり残したことが沢山ある。だからこんな所でタヒねないんだ。
金平糖

8/17 18:5

俺はなんとか鉱山の入り口まで走りきった。俺は後ろから触手が来ていないか確認した。すると鉱山の入り口は崩落したせいで入れなくなっていた。あの中に取り残されたらと…ゾッと思う。
金平糖

8/17 18:6

俺は生きて鉱山から出れたことに安心していると、鉱山の奥から音が聞こえてきた。 「ヴゥォォオオオ…」とても弱々しい声だった 俺を仕留められなかったことを悔しがるような声だった。
金平糖

8/17 18:11

俺はとりあえず足を引きずりながら、 病院に向かった。片方の足と腕が動かず、病院に向かっている最中周りの視線が厳しかった。
金平糖

8/17 18:12

病院に行き、医者に足と腕を見せるととても驚かれた。医者は今までこんなのを見たことないようで、手の施しようがないのだという 医者は「この足と腕をどうしますか?」 と聞いてきた。なので俺は 「…このままにしておきます。」 と言って病院を出た。
金平糖

8/17 18:13

足と腕が水晶化したからといって切断するわけにもいかない。 俺は水晶化した足と腕を放置して家に帰った。 俺は家に帰った後後悔した。 なぜあの日俺はあの鉱山に行ったのだろうか。 あの日、あの鉱山に行かなければこんなことにはならなかったのにと。
金平糖

8/17 18:14

後日俺は分かったことがある。 実は乙女鉱山は別名人喰い鉱山と言われていたらしい。乙女鉱山は確かに水晶を大量に出していたが、それと同じくらい人が失踪していたという。それを労働者たちは「勝手に水晶を取ったからだ…」と噂していたらしい。
金平糖

8/17 18:17

しかし、今更知った所でもう遅い。 俺は掲示板の奴等に教えようと思ったが、 全て嘘だと言い、馬鹿にされてしまうだろうと思い、心の中にこのことを留めておいた。
金平糖

8/17 18:18

そして俺はあの日起きたことが忘れられず、今だに家から出れていない。 そして、俺は鉱山で拾った水晶を捨てようか迷っていた。水晶を捨てればこのことを忘れられるだろうかと思い、水晶を捨てた。
金平糖

8/17 18:18

水晶を捨ててから長い月日が経った。 長い月日が経ったからか、 俺の頭からはあの鉱山のことは消え失せていた あの鉱山で悲劇がもう起こらないと思うと、 俺はとても安心した。
金平糖

8/17 18:19

完結しました〜!!
金平糖

8/17 18:19

いいですねぇ
GODサボテン

8/19 19:52

好きです!この小説。
GODサボテン

8/19 19:53

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