洋服文化が広がり、和服が日常着の地位を失っても、1960年代くらいまでは大きな乳房はコンプレックスの対象になることがあった。1970年代頃からは、洋装が完全に定着したこともあり、大きな乳房がコンプレックスになることは少なくなっている。逆に現在では貧乳に対してコンプレックスを抱くケースが増えており(このため、パッドや固形ジェルを乳房にあてることで乳房が大きいように見せる女性もいる)、バストアップ(バストの成長期である初経の前後約4年間及び妊娠中から出産直後はバストの成長をなお一層活発させ、それ以外で大人のバストになっている女性はバストサイズを現在の値より大きくしようとする)を努めるようになってきている。特にバストの成長期に過酷な受験勉強やインスタント食品を多く食べたり(偏食)、運動不足などのアンバランスな生活を送ると、女性ホルモンの分泌が阻害され、バストの成長が置き去りとなる。