CHIBI QUEST 3

殺し屋の非日常#25

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「依頼主はその三十億を何に使うつもりだったんでしょうか」
登が縛られた手足を動かしながら言う。
「俺も依頼主についてはよく知らなかった。ただ、一番の目的は水戸グループに打撃を与えて自分達が成り上がる、ってところだったらしい」
「結果お前は追われるはめに」
梶が肉まんを頬張りながら言う。
「水戸グループもその依頼主を追えばいいのにな」
「俺もそう思って依頼主を調べたんだが、情報がない。仲介業者は『守秘義務だ』の一点張りだ」
「三十億もの金が動くんですから、多少は情報がありそうですけどね」
登が、いつの間にか手にしたピザまんをかじりながら言った。
「おっ鋭いな」
梶が指を鳴らす。
「確かにな。ということは、大金が入っても違和感がなく、情報を隠せる力がある人物…」
そこで青山はある考えに至った。
「ちょっと調べるか」




第二章完 いよいよ最終章(予定)

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