好きな人の下駄箱に手紙を入れ、放課後…
あ、ちゃんと来てくれた。ありがとう。
え、えっとね、今日は伝えたいことがあって…えっと…(もじもじ)
じ、実は、私、ずっと前から好きだったんだ、き、君のことが。(顔を真っ赤にして)
で、でも、やっぱり、君みたいな子に、私は不釣り合いだよね…(涙目になりつつ)
ううん、大丈夫。私が勝手に泣いてるんだから…
だって、君はいつも周りを明るくして、みんなの前で堂々と話せて…
私には、そんなこと、無理だよ…
でもね、今日君にこの思いを伝えられて、よかった。これで私も、君に少し近づけた気がするんだ。
え、えへへ。私は君のことが好きだから、それだけは、それだけは、忘れないでほしいの…
あ、ありがとう。こんな私の下らない話に付き合ってくれて。
私もいつか、君を振り向かせられるようにがんばるから、待っててね。