|
|
operation/2 光る街 |
|
む〜みん |
12/1 19:40 |
雨上がりの街、虹が出ている
そんな日に拾われたざっそう
ひろったのは、鍛冶屋の人
らしい…
記憶なんて残ってない。
残ってるはずがない
もう18年前の話
今は街もまた安全に戻った。
だが『やつら』の
侵略は止まらない
む〜みん「ざっそう〜!」
ドアをノックする音
その音はだんだん強まり
む〜みん「いるんでしょ!
わかってるからね!」
ドアから離れていく足音が
聞こえる。
ざっそう「はぁやっと
帰った後」
そう安心したのも束の間
む〜みん「帰るわけ…」
その言葉がさっそうの耳に
届いた瞬間。
ざっそうの目の前を家のドア
が素早く通り過ぎていく。
む〜みん「ないでしょ!」
ざっそう「!?」
壊れた家の入り口から
顔をひょこっと出して
こちらを睨む
むーみん「やっぱりいた!」
ざっそうは震えている
自分は今危機的状況にいる
ということが
わかっているからだ
ざっそうはむ〜みんを
見ながらかたづを飲み込んだ