むーみん「ざっそうぅ！」
ざっそう「ギクゥゥゥゥ」
むーみん「あんたねぇ！」
ざっそう「誰か誰か助けて」
そういうとざっそうは
窓を開けて
逃げようとするその時
確かに見えた
見逃さなかった
いや見逃せなかった
む〜みんの後ろに立つ
奇妙な形をしたあいつを
あの魔物を
そいつと目があった瞬間
まるで蛇に睨まれた
かのように体がぴくりのも
動かなくなった。
この時脳に駆け巡る。
その奇妙な形をした
魔物のことを
眠っていた記憶が蘇る。
その記憶と一緒に、ある感情
が湧き出てきた。
その感情は
《恐怖》と《怒り》だ
震えが止まらない
また大切な人を
失ってしまうのかと…
自然と体が動く
大切な人を守るため
だが、その時にはもうあの
奇妙な形をした魔物は
その場所にはいなかった。
何故かと困惑したが
すぐに答えは出た。
消えたのだ
あいつは素早く現れて
瞬きの一瞬に消える。
あの時のように…

12/1 19:58

12/1 19:58

12/1 19:58

12/1 19:59

12/1 20:4