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[10]入江と言う女。3 |
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入江 |
4/24 22:16 |
あれから数ヶ月経った。私はなぜかあの研究所?から解放され、入江研究員と暮らしている。
入江「……なに?」
入江研究員が私を見詰める。
入江研究員「いや、ちょっと、ね?」
ちょっとってなんだよ。とは聞かない。
入江「ふん…変人が…」
この人と暮らしてきずいたのはこの入江という人物は変人などと言う甘い言い方では表せず、狂人、と言っても過言じゃない、ということ。
入江研究員「そういえば、どうして私の家にいつの?」
酔ったのか?先程からウイスキーのボトルを開けていたので、飲みすぎて酔ったのだろう。
入江「はぁ…馬鹿なの?アンタがいきなり私をかっさらっていったんじゃない」
かっさらっていった、でもあっているが、実際は私が了承して、ついてきた。
別に抵抗出来なかった訳では無い、心の何処かで、親を求めていたのかも知れない。
入江研究員「……Zzz」
入江研究員が私に寄りかかり、眠ってしまった。
入江「重い…っ! うえに暑苦しぃ…っ!」
お酒臭いが、心地のよい人の温もり。他人の温もりを求めてしまう私は、どこか歪んでいるのかも知れない。別に良いけど。