のあ
「なーんだ、甘先輩か〜。」
甘
「なーんだんじゃないわよ、
何してたのよ、昨日っ。」
のあ
「昨日?あのライブの録音
してたよ。上手くいって
よかったね。のあには、
お見通しだったよ、ありす*
が歌う事もライブが成功
する事も。」
甘
「だったら、何なのよ、
ライブと出なさいよっ。」
のあ
「ごめんっ、でも絶対嫌
だったのっ。本物の
アリスが現れたから…。
もう[アリスごっこ]はもう
終わりだよ。」
甘
「だから何度も言ってるじゃ
ない。仁なんかやめて
アタシにしなさいって。」
仁
(僕らはとっくに気づいてた。
どれだけ手を伸ばしても
届かないものがあること。
それでもあらがえずに手を
伸ばしてしまう事。)
「…ここで会うの6年ぶり
だね、アリス。奇遇だね。
たまたまここに(由比ヶ浜)
用事あってさ。まさか君が
いるとは思わなかったよ。
…ていうか何してんの。
2日もサボって。」