葛城「お久しぶりです、入江提督、元気そうでなによりです」
葛城提督は深々と礼をする。
入江「ちょっと大きくなったんじゃない津傘(つかさ)〜?」
入江提督は頭を下げる葛城提督の頭を荒っぽく撫でた。
葛城「えぇ、おかげさまで0.06cmのびましたよ」
葛城提督の、頬が一瞬紅潮しているように見えた。たぶん、気のせいだろう。
入江「あ、そうだ! 久しぶりにドライブに行こうか!」
葛城提督の口角がピクリと動いた。
葛城「…視察はどうするのですか」
入江「え、泊めてって言ったら泊めてくれないの」
言うわけないでしょ__
葛城「良いですよ、行きましょうか」
この人達の交友関係は謎だ。
入江「と、言うことだ、後は好きにしていいよ、吹雪」
吹雪「一発殴って良いですか」
提督は即答する。
入江「我々の業界ではご褒b__」
入江提督の腹部に渾身の右ストレート。怯んだところに左のフック。そして後ろに仰け反ったのを機と見て、右側頭部に全身の動きを加えた回し蹴りを御見舞いする。
吹雪「あ…一発じゃなかった…」
まぁ、気にすることでも無いか、甘味処にでも行こうか。