空は日が登り口紅めいて明るくなってきていた。イーグルが占拠していた樹を出ていった途端にカラスはパニックになった様に一気に樹を囲い、森を囲んだ。「グワサグワサッ」その音でナラキは起きていた。朝食は無く、飢餓を夜まで耐える。

ニンジャ耐久力を上げるためである。実際ナラキはひもじさという感覚を抑えつつある。しかしニンジャとて食べなければ死ぬ。しかしニンジャ同士のイクサでは死を覚悟しなければいけない。ニンジャにとって飢餓など少しのことにしか過ぎないのである。

しかし、この時代のニンジャは飢餓を恐れてはいなかったのである。

なによりニンジャ食文化はまだ出来上がってはいなかった。早急にカロリーを取れる食べ物は無かった。スシの様な生物は流通しておらず、基本的に調理されている物だけが店に並んであるのだ。しかしイクサに置いての負けた言い訳にはならない。どのイクサでも相手との環境は同じなのである。

同じ環境下で如何に相手の動きを見切り、どのような行動するかによってニンジャは命を拾う。後悔は死んでからすればいいのだ。命綱はニューロンの思考から行動へ移す俊敏さ、相手の懐へ放つ力、自身の技である。

しかしその技は知っていても使わないと意味はない。それを知りはしていたナラキではあったが、ヒャクショーで積んだ過去が、「技を磨け。」と言わんばかりに、昨日のシュギョーで手が震えていたのだ。寒さではない。ヒャクショーの米俵砕きを連想させるチョップ。過去の執着は手軽に捨てることはできないのであった。彼はバクフが与えていたヒャクショーメシによる洗脳も受けていたのであった。

しかし幸いなことにそのヒャクショーメシによる中毒性は無かったのである。

かにおもえたが…

その夜、ナラキはいつものようにヒャクショーメシを極めていた。しかし、そこに忍び寄る黒い影…

ナラキはその男に背後から鈍器で殴られ、意識が朦朧とする中こんなことを聞いた

『フッこのポケヤク様の彼女に手を出すとはいい度胸だ。彼女とは誰かって?ブーンちゃんだよ。可愛いよなあ。まあそんなことはいい。お前は間もなくこのバクフによって開発された毒薬で死ぬのだからな。ワッハッハ』

そう言うとその男はナラキに何かカプセル状のものを飲ませ、立ち去っていった。すると、ナラキの体から煙が出始めた。『熱い！体が溶ける…！』すると、驚いたことにナラキの体が徐々に小さくなっていった。

どうやらバクフの毒薬は失敗していたようで、ナラキは見る間に子供の姿になっていた。

目が覚めると、そこにはブーンちゃんがいた。『あら、気がついたみたいね林の中。

↑ミス

目が覚めると、そこにはモナーちゃんがいた。『あら、気がついたみたいね。林の中にこんな子供が倒れているんだもの。ねえ、あなたの名前は？』

ナラキは、とっさに近くにあった色々な本の一部をとってつなげて言った。『田所浩二です。24歳、学生です』

モナー『あ…（察し）』

次回、金水レイク、野獣と化した先輩

お楽しみに！

しょうがねーから続き書いてやんよ

ｱｯｰｰｰｰｰｰｰ!!!!!(お察しください)

〜終わり〜